漢方薬のキホン

薬剤師ライターのみきです。

漢方薬というお薬は皆さんご存知と思います。

病院で処方されたり、ドラッグストアで販売されたりしているので一度は利用したことがある人も多いのではないでしょうか。

この漢方薬について簡単にまとめてみました。

【漢方薬とは】


漢方薬とは、数種類の生薬を配合してできたお薬です。

生薬とは自然界にある植物や鉱物などのうち、ある一定の効果(薬効)を持つ部分を抽出ししたものです。

大昔から治療の経験などによって、どの生薬との組み合わせでどんな効果が得られるか、また有害なことが起こらないかということをくり返し確かめられて現在の漢方薬が出来上がりました。

現代では西洋医学が医療の中心となりその進歩は目覚ましいものがありますが、賄いきれないこともあります。

その賄いきれない部分を漢方薬が補っているのです。

生薬をいくつも組み合わせることにより、効果を強くも弱くもすることができたり新しい作用を作り出したりすることができるのも漢方の特徴のひとつです。


【現代の漢方薬】

現在の漢方薬も昔からの『自然のものを利用している』ということには変わりありません。

しかし、製品を作る技術が昔よりも進歩しているため、その生薬の持つ効果を最大限に引き出すことが可能となっています。

また漢方薬を作っている生薬には独特のにおいや味があり飲みにくい場合もありましたが、今の漢方薬は飲みやすい状態で製品化されていますので『漢方薬ってまずくて飲みにくい』
という、イメージは少なくなっています。

ただ、漢方薬特有のにおいや味はありますので、好き嫌いが生じることもあります。

【主な生薬】

漢方薬の中身である生薬にはどのようなものがあるのでしょうか。

主な生薬の名前と働きは以下のようなものがあります。


甘草(かんぞう):生薬を調和させて甘味を加える。


生姜(しょうきょう):身体を温めたり胃の働きをよくする。


芍薬(しゃくやく):筋肉の緊張を和らげ、痛みを鎮める


桂皮(けいひ):気分を落ち着ける、身体を温めて熱を取り除き、痛みを鎮める。


人参(にんじん):気力をつける、身体を元気にする。


など、その生薬によってさまざまな働きが知られています。
これらの生薬を数種類混ぜることで漢方薬が出来上がっています。

【漢方薬の役割】


西洋薬の役割は原因がはっきりしている特定の症状に対して効果を発揮しますが、

漢方薬は複数の生薬を混ぜて出来ているものなので、さまざまな症状にゆっくり効果を発揮します。特に原因が分からない症状、疲れやしびれなどの症状には西洋薬よりも漢方薬のほうが効果を発揮します。

また、西洋薬は症状が同じであれば同じ薬を使うのに対して漢方薬は同じ症状でも体格や体力などその人のタイプによって使うものが変わります。


『あの人と同じ症状だから同じ漢方薬を飲めば効果ある』

とか

『これ、良く効いたよ』

と勧められて飲んでも、体格などが違うと効果を実感できないことがあります。

【漢方薬の副作用】

漢方薬は天然のもので作られた生薬を混ぜて出来ているものですが身体への悪影響、いわゆる副作用がないわけではありません。

また、一部の生薬には1日に飲める量が決まっているものもあります。

西洋薬のような大きな副作用は少ないですが、ゼロではありません。

したがって、決められた量を守ることは西洋薬と同じです。

どんな副作用があるかは、その生薬や漢方薬によって異なるのでその都度解説していくことにします。

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