かぜ漢方:麻黄附子細辛湯

薬剤師ライターのみきです。

今回もかぜ漢方を紹介したいと思います。

かぜばかりで退屈かも・・・。

でも、かぜって

『かぜ気味なんです。』

って周囲に伝えてもそれほど心配されないことってありませんか?

そうとう、熱が高いとか顔色が悪いとかでない限り・・・。

『そうなの・・・大丈夫?』

レベル。

でもかぜの引き初めやその症状って結構辛いですよね。

熱も微熱が一番、辛いです。

それを少しでも和らげることができる自分にあったお薬があればとても助かります。

今回の漢方薬はそのかぜの初期の症状を和らげる『麻黄附子細辛湯』です。


構成している生薬

麻黄附子細辛湯は『マオウブシサイシントウ』と呼びます。

この漢方薬はは3つの生薬から成る漢方薬です。

①麻黄(マオウ)

マオウ属の地上茎を使用したもの。

五気⇒温 五味⇒辛苦

②附子(ブシ)

キンポウゲ科シナトリカブトの子根を乾燥させたもの。

五気⇒温 五味⇒辛

③細辛(サイシン)

ウスバサイシンという植物の根や根茎を乾燥させたもの。

五気⇒温 五味⇒辛

名前そのまま・・・ですね(笑)

五気(生薬の特性)は全て温める作用があり、五味(生薬の味)は辛い苦い・・・・。


私が最も苦手とする味の傾向です(´;ω;`)

恥ずかしいお話、薬剤師を生業としながら苦いものや粉ものは大の苦手・・・・嫌いです。

薬を処方してもらうときは、どんなに数が多くなっても錠剤を希望してしまいます。

先生には失笑されることも・・・

(しょうがないやん!・・・ねぇ('◇')ゞ)


もし、皆さんも病院や薬局で苦手なものがあれば恥ずかしがらずにきちんと伝えてくださいね。

そうすれば、飲みやすい薬に変更や飲み方のアドバイスを聞けますよ!

・・・・余談です(笑)。



麻黄附子細辛湯を構成している生薬はどれも『身体を温める』働きを持っていますが、

汗を出したり熱を取り除いたりする作用も兼ね備えています。

またその上に咳を鎮める力も持っているんですね。

附子と細辛には身体を温める作用に加えて、痛みを和らげる作用があり、これらを一緒にすることでより良い効果が期待できるようになります。

この3つの生薬が一緒になった麻黄附子細辛湯は初期のかぜにはぴったりの漢方薬です。


効果は? 合う体質ってあるの?

麻黄附子細辛湯は悪寒(ゾクゾクした寒気)が強く、微熱や倦怠感(身体のだるさ)、関節の痛みなどが伴うかせの初期に効果を発揮します。

葛根湯などと同じ『初期のかぜ』の漢方薬です。

しかし、この漢方薬が効果を発揮する人は身体の弱い人や元気な高齢者に適したものです。

また、麻黄湯や葛根湯、香蘇散などの初期のかぜに使う漢方薬で不調が見られた人には適した方などは麻黄附子細辛湯のほうが良いこともあります。

ただし、麻黄附子細辛湯は香蘇散よりも身体の強い人向けの漢方薬に位置しています。


かぜ以外の効果はある?

麻黄附子細辛等には身体を温める作用があります。

そのため、四肢に冷感(手足が冷えると感じる)がある人で鼻炎(アレルギー性鼻炎)や気管支炎にも効果が期待できることがあります。


自分の症状や体質に合っているでしょうか?

もし、『私かも・・・』と思ったら一度試してみてください。

少しでも疑問があるならお店の薬剤師や登録販売者に相談してくださいね。

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